古代ヨーロッパから伝わる装飾技法の一つであるミル打ちは、さまざまな意味や魅力を持っています。ミルグレインともいって、指輪のラインに小さな丸を連続で打ち込んだデザインです。ミルグレインはラテン語で千の粒という意味を持っていて、千には、子宝、永遠、長寿、幸福などの日本人の好きな縁起のいい意味が込められています。こうすることで、指輪に繊細かつ豪華な印象を持たせることができます。なぜなら、丸い粒が小さく輝くからです。粒の大きさや配置を調整すれば、自分だけのデザインにすることもできます。また、ねじれを入れたり、黒ダイヤを使ったりするアレンジもあります

模様はローラーで打ち付けたり、型に流し込んだりすることで付けられますが、この方法だと、浅めに打ち付けているので、ミル打ちしたところが取れたり、目に汚れが詰まったりします。均等で美しい仕上がりにしたいのなら、職人の手による一粒ごとの打ち込みによって実現することができます。粒の幅が揃っていて、それぞれの光がしっかりと反射しているものを選ぶことが重要なので、技術力の高い職人がいる店を選ぶことが重要です。逆に、粒の大きさも光の大きさもまばらになっているものは、指輪の美しさを無くしてしまいます。